保険は「転ばぬ先の杖」である。杖を金やダイヤで作るバカはいない。

みなさんは「保険」に入ってますか?

日本人の8割超は何らかの保険に加入しているというデータもあります。

かくゆう私も「医療保険」や「学資保険」に加入していますが、保険に対する考え方がしっかりしていないと損をしてしまうというお話です。

保険はそもそも元が取れない金融商品

保険は、元が取れない金融商品です。

元が取れないとは、払ったお金に対して、もらえるお金が少ないということです。

例えば「医療保険」。

「医療保険」は入院やケガに備える保険ですが、元を取るためには長期入院か手術やケガを何回も繰り返さないといけません。

皆さんのなかに、長期入院やケガを繰り返したい人はいますか?

いませんよね!?みんな健康でいたいはずなのに、元を取ろうとすると不健康にならないといけないわけです。

ちなみに私は医療保険に入って7年になります。

一度、不整脈の手術を受けていますが、それでも保険の収支(保険金−掛金合計)はマイナスです。

掛金には保険会社の経費が含まれる

保険に加入しているみなさんはご自身が払った掛金が何に使われているかご存知ですか?

『だれかの保険金じゃないの?』と思っている方

半分正解です。では残りの半分は?

よく考えれば当たり前なんですが、保険会社で働いている社員さんのお給料になっているんです。

私の職場には毎週のように保険会社の外交員の方がいらっしゃっていますが、その人達のお給料を一部でも自分が払っていると想像してみてください。

どんな商品でもそれに関わっている人たちの人件費が含まれているものですが、そのような部分ってあまり意識されないですよね。

経費には代理店へのリベートも含まれる

保険という商品は、保険会社だけでなく、代理店というところでも販売しています。

銀行の窓口で保険をすすめられたことがある人はいませんか?

それ以外にもCMしている会社もありますよね?

そのような代理店はどのように収入を得ているか?

答えは、皆さんの掛金の一部を保険会社からリベートとして受け取っているのです。

いくらぐらいかは保険によって違うのですが、掛金の10〜20%がリベートになる保険もあります。

ぎょっとしませんか?

実は、この辺の比率を保険会社は公表していません。

保険会社の多くが「非上場」なのはこの比率を公表したくないためだとか。。。

まとめ

保険の掛け金は、保険金だけではなく、リベートや保険会社の従業員の給料にあてられていると考えると、複雑な気分になります。

ですから、保険に入ろうとするのであれば、よく考えることが大事です。

保険は元が取れない金融商品なのだから、必要最低限に抑えましょう。

転ばぬ先の杖なのだから、必要最低限の機能が備わっていればいいのです。