国を挙げて働き方改革を進めていくなか、「もっと仕事を効率化しろ!、もっと生産性を上げろ!」と上司に迫られていませんか?
正直、どうやったら仕事を効率化できるか悩んでいる方は、3つのポイントを抑えることが大事です。
詳しく解説していきます
仕事を「任せる」と効率化できる
もっともオーソドックスな効率化手段が「任せる」です。
少し前には「外部委託」「アウトソーシング」という言葉が流行りましたが、ここで言う「任せる」とは、企業や組織全体での話ではなく、一個人での仕事を「任せる」ことを指します。
「仕事の属人化(しごとのぞくじんか)」という言葉をご存知ですか?
与えられた仕事を「自分にしかできない」と思い込んでしまって、知らず知らずのうちに仕事を囲い込んでしまう状態です。
本当にその人にしかできない仕事であるならば、仕方がないのですが、多くの仕事は別の人でもできるものです。
与えられた仕事に責任を持つことは大事ですが、それが自分にしかできないのか、という視点を持って仕事に向き合いましょう。
仕事のやり方を「見直す」ことで効率化できる
仕事のやり方によっては、何倍もの時間がかかることはよくあります。
例えば、A社とB社という取引先があって、営業をしなければならない時に、A社に行って、一度会社に戻ってから、B社に行くのではなく、A社に行った帰りにB社にも向かうというやり方が効率的なのは明らかです。
まとめてできる仕事であれば、まとめてやる方が効率的です。
仕事のやり方を見直す際には「もっと簡単にできる方法はないか?」「半分の時間しかなかったらどうやってやるか?」という思考で、仕事のやり方を見直してみましょう。
最後には「あきらめる」ことも重要
すべての仕事をこなすことが最も成果をあげる方法であるならば、なにがなんでもやりきることが必要でしょう。
しかし、多くの仕事は「費用対効果」で考えることができます。
どれだけの費用をかけて達成すべき仕事なのか?それだけの価値がある仕事なのか?時には立ち止まって考えることも重要です。
優秀な経営者は撤退するタイミングを見誤らないそうです。
効率化のためには、サラリーマンも仕事をやらない勇気が必要です。
仕事の効率化まとめ
仕事を効率化するには「任せる」「見直す」「あきらめる」という思考が大事であることがわかっていただけましたか?
サラリーマンはたった一人で仕事をしているわけでありません、組織で仕事をしているのです。
仕事は組織のなかで最適な人に任せればいいのです。
最近はRPA(Robotic Process Automation)という手法も広がってきていますが、実はRPAを導入する際にも、3つのポイントが重要になってきます。
仕事に集中することも大事ですが、時に立ち止まり、3つの思考で仕事を効率化してみてはいかがでしょうか?