みなさん、こんにちは、やぐまです
受動喫煙防止については、色々なところで意見が取り交わされたり、国や各自治体が取り組みをしているところですけど、我が山形県では『やまがた受動喫煙防止宣言』を掲げて取り組みをしております。
宣言の内容とたまたま入ってきたチラシがよくできていたので、ご紹介します。
《まとめ》
- 受動喫煙防止で山形県を訪れる人におもてなしをしよう!
- 狭い場所で喫煙されるとPM2.5がヤバイ
- 受動喫煙で子どもの歯肉が黒くなる!?
観光客目線での受動喫煙防止を宣言
やまがた受動喫煙防止宣言(平成27年2月制定)では、『本県を訪れる人が快適に過ごせるよう、「きれいな空気でおもてなし」します』と宣言されており、非常に好感が持てました。
実は先日、家族旅行に行き色々なところで食事をしたのですが、いたるところでタバコの臭いを感じました。自分だけであれば、まだ我慢もできますが、子どもと一緒だと敏感になってしまいます。
観光客目線で言うと、せっかく旅行に来て美味しいものを食べているのに、飲食店でタバコを吸われると台無しになってしまいます。
山形は自然が豊かで美味しいものも揃っています!
飲食店の経営者の皆さんは、『禁煙にするとお客さんが減ってしまう』という変な固定観念を捨てて、是非完全禁煙を実施してもらいたいと思います。
受動喫煙とPM2.5
受動喫煙とPM2.5について、全く知識がなくとても恥ずかしいなと思いました。
ニュースでも話題のPM2.5ですが、タバコの煙もPM2.5に含まれます。厳密にいうとPM0.5とさらに細かい粒子が飛んでいることになります。
中国などでは、空が真っ白になってしまい、外出や車の使用規制が行われることがあるようですけど、日本でも『屋外のPM2.5の1日の平均濃度が70μg/㎥を超えると健康被害が起こる可能性が高いとして屋外での活動を控えるよう注意喚起を行うこと』としているそうです。
ここで見てほしいのが、こちらです
車の中での喫煙がヤバすぎませんか?
狭い空間でタバコを吸われる、その空間で過ごす時間が長いほど、危ないということです。だって、屋外で1日平均70でダメなんですからね。車の中で喫煙されるのは、1時間どころか、30分だって危ないってことです。
子どもの歯肉にも影響
親が喫煙者の子どもは、歯肉にも影響がでるそうです。
少し見づらいかもしれませんが、親が喫煙者だと歯肉が黒くなってしまうそうです。
私は、受動喫煙というと妊産婦への悪影響や、肺や心臓へのダメージという印象だったんですが、実際には、歯肉だったり、耳や目といったあらゆる器官に悪影響があることをあらためて学びました。
どうやっても防げない受動喫煙
さらにチラシの中にあったのが、これをすればいいんじゃないの?という喫煙者にありがちな間違いを指摘している点がよかったです。
- 換気扇や空気清浄機があれば大丈夫
⇒タバコの煙は空気清浄機を素通りしてしまうので、有害物質を取り除けない - ベランダで吸えば大丈夫
⇒タバコの煙は非常に細かい粒子なので、窓の隙間などから入ってくるうえに、吸い終わった喫煙者の吐く息にも有害物質が含まれているので、防げない - 喫煙席と禁煙席が分かれているから大丈夫
⇒完全分煙している飲食店でも、完全禁煙の4倍のPM2.5の量ですから、他の有害物資にもそれと同等かそれ以上さらされている
結局、どうやったって受動喫煙は防げないと言ってもいいと思います。
まとめ
PM2.5による悪影響については、私も知らないことがあり、とても勉強になりました。
私の両親はタバコを吸いますけど、これまで悪影響が出なかったが不思議なくらい体の色々なところに影響を与えるのが受動喫煙なんだなとあらためて認識できました。
私の住んでいる山形県では、上記の取り組みを推進していくということで、賛成できます!
是非、県内全ての飲食店、施設での完全禁煙を実現して、『きれいな空気でおもてなし』してもらいたいと思います!
追記
山形県では、各種団体、飲食店などから「わたしの受動喫煙防止宣言」を提出してもらい、山形県のHPに掲載しています。観光で訪れる際に参考にできますね!
詳細は山形県HP(みなさんからの受動喫煙防止宣言)へ