【サカつくRTW】バンディエラ特徴の効果を検証

前回は、『得意戦術◎』の効果を検証しました。

今回は、バンディエラ特徴の効果を検証します。

効果の検証の前に、わかっているようで、意外に難しいバンディエラ特徴の内容についても解説します。

バンディエラ特徴とは

バンディエラ特徴は、3周年イベントで、ネドベド選手に初実装された、特殊な特徴です。

所属するクラブチームや国籍、得意戦術によって、選手の能力値が上昇する特徴です。

特筆すべき点は、スタメンにいなくても、控えでも発動するため、ベンチ枠を有効活用することができます。

控えでも発動しますが、《チーム総合値》は、スタメンの11人で計算しますので、控えにバンディエラ特徴の対象選手がいても《チーム総合値》は上がりません。勘違いしないようにしましょう。

バンディエラ特徴の種類

バンディエラ特徴は、4種類あります。

  • ブラジルの誇りなどの「誇りBND」
  • イタリアの信念などの「信念BND」
  • フランスの決意などの「決意BND」
  • ミラノFCの決心などの「決心BND」

「誇りBND」と「信念BND」は★5選手が所持しており、ガチャでしか手に入れることができません。

「決意BND」と「決心BND」は無料配布の★4選手が所持しており、配布時期にゲームにログインしていれば、手に入れることができます。

上位・下位といった言い方をされる時がありますが、以下のような関係になっており、「誇りBND」が最も『能力値』が上昇します。

バンディエラ特徴の重複

バンディエラ特徴は説明文が非常にわかりにくくなっており、一見すると複数のバンディエラ特徴の効果が重複しないように思えます。

しかし、実際には以下のように複数のバンディエラ特徴の効果が表示されており、混乱してしまいます。

バンディエラ特徴が4つ発動しています
複数のバンディエラ特徴が発動しています

ここに表示されているのはチーム全体での効果の合計であり『1人の選手に対して』は『国・クラブでの能力アップは最大で中アップ×1つ分、得意戦術での能力アップが最大で小アップ×1つ分』までと考えればOKです。

例えば、ダニエウ・アウヴェス選手は、ブラジル国籍CDバルセロナ所属ポゼッションが得意戦術です。

ここに「ブラジルの誇り」、

「CDバルセロナの誇り」をかけた場合、

「ブラジルの誇り」で中アップ×1つ小アップ×1つ

「バルセロナFCの誇り」で中アップ×1つ小アップ×1つで、

合計、中アップ×2つ、小アップ×2つ分になりそうですけど、実際には「中アップ×1つ、小アップ×1つ」分しかアップしません

バンディエラ特徴の計算方法

バンディエラ特徴は《チーム総合値》を表示しているレーダーチャート上をタップすると、具体的にどの程度の数値が加算されているかがわかります。

つまり、バンディエラ特徴も《チーム総合値》を構成する要素の一つであるということです。

そのため、計算の基礎となるのは、選手の『能力値』です。やはり『ランク加算』は無関係です。

《チーム総合値》、『総合値』、『能力値』、『ランク加算』は私が説明のために定義した言葉です。詳しくは、過去の記事をご覧ください。

バンディエラ特徴の計算実例

まず、はじめに断っておかないといけないことがあります。

これまで、多くのバンディエラ特徴が出ていますが、ガチャでしか手に入らない「誇りBND」「信念BND」のほとんどを所持していません!(配布の「決意BND」「決心BND」はコンプ)

ですから、所持しているバンディエラ特徴でなるべくわかりやすく説明するようにしていますが、「なんでこの組み合わせ?、こっちの方がわかりやすい」と感じるかもしれませんがご勘弁いただければと思います。

ただ、計算方法は間違っていないと思いますので、ご自身のチームで検証してみてください。

バンディエラ特徴検証用の選手とチーム

今回は、バンディエラ特徴の対象となる選手を一人用意しました。

クリスティアン・ヴィエリ選手です。

国籍:イタリア、所属:ミラノFC、得意戦術:中央突破

本来であれば、移籍特訓やアクセサリーが付いていない選手の方が、計算は楽なのですが、移籍特訓やアクセをつけていても計算で出せることを実証するために選びました。

チームは相変わらずの、全員が得意戦術「カウンター」のチームで、監督はミクレス監督です。

ご覧のように、ヴィエリ選手以外のスタメン全員の国籍は「イタリア以外」、所属チームも無しになっています。

この状態で、控えにバンディエラ特徴を持った選手を入れることで、数値がどのように変化するのか確認していきます

対象選手の『能力値』の確認

対象となる「ヴィエリ」選手の『能力値』を確認します。

「ヴィエリ」基本能力プレースタイル限界突破移籍特訓アクセ小計①
ドリブル1,3254232,57701804,505
シュート1,7866353,7653961306,712
パス1,4230001801,603
タックル1460000146
パスカット11200050162
マーク1290000129
トラップ1,2280015201,380
キープ1,6690002201,889
プレイスキック43000043
精神1,329175825002,329
スタミナ9970000997
スピード8350002201,055
パワー1,7713872,013004,171
合計25,121

合計が25,121ですから、『能力値』は12,561(25,121÷2=12,560.5)となります。

国「中アップ」の効果

控えに「ボヌッチ」選手を入れることで、「イタリアの信念」の効果で、ヴィエリ選手の能力が中アップします。

繰り返しになりますが、スタメンにはヴィエリ選手以外にイタリア国籍の選手はいません。

上昇分が1,259なので、ヴィエリ選手の『能力値』12,561の約10%となっています。

『能力値』の各項目に10%をかけて検算してみます。

「ヴィエリ」 小計① 10%切り上げ後  小計②
ドリブル4,505450.54514,956
シュート6,712671.26727,384
パス1,603160.31611,764
タックル14614.615161
パスカット16216.217179
マーク12912.913142
トラップ1,380138.01381,518
キープ1,889188.91892,078
プレイスキック434.3548
精神2,329232.92332,562
スタミナ99799.71001,097
スピード1,055105.51061,161
パワー4,171417.74184,589
合計27,639

上昇後の『能力値』は13,820(27,639÷2=13,819.5)となり、上昇前の12,561から「1,259」上昇していますので、中アップの効果は『能力値』の10%アップと確認できました。

念のため、レーダーチャートをタップした時の数値を確認します。

あれ?「1,260」?
どうやら《チーム総合値》の実際の上昇分とズレて表示される場合もあるようです。

一応、この数値の計算方法もわかってはいるのですが、今回は割愛したいと思います。

所属クラブ「小アップ」

次は、控えに★4「レコバ」選手を入れます。

これにより「ミラノFCの決心」の効果で、ミラノFC所属であるヴィエリ選手の能力が小アップします。

上昇分は「631」となり、約5%の上昇です。

念のため、各項目に5%をかけて検算してみます。

「ヴィエリ」 小計① 5%切り上げ後  小計②
ドリブル4,505225.252264,731
シュート6,712335.63367,048
パス1,60380.15811,684
タックル1467.38154
パスカット1628.19171
マーク1296.457136
トラップ1,38069.0691,449
キープ1,88994.45951,984
プレイスキック432.15346
精神2,329116.451172,446
スタミナ99749.85501,047
スピード1,05552.75531,108
パワー4,171208.552094,380
合計26,384

上昇後の『能力値』は13,192(26,384÷2=13,192.0)となり、上昇前の12,561から「631」上昇しており、小アップはピッタリ5%であることが確認できました

得意戦術「小アップ」

次に、控えに「ウーゴ・ロリス」選手を入れます。

これにより「フランスの誇り」の効果で、中央突破戦術の選手の能力が小アップします。

ヴィエリ選手以外は、「カウンター」が得意戦術なので能力はアップしません。

なお、スタメンにはフランス国籍の選手もいませんので、能力中アップの効果もありません

数値は「ミラノFCの決心」と全く同じですから、こちらも『能力値』が5%アップになります。

得意戦術「極小アップ」

得意戦術で「極小アップ」も確認するため、★4の「ウーゴ・ロリス」選手を控えに入れます。

129上昇していますので約1%です。

計算方法は同じなので省略しますが、極小アップは1%の上昇となります。

今回のケースだと、極小アップ1人分でわずか「129」しか上がりません。例えばシュート値が6,000級の選手でも1%だと60程度しか上がりません。
これなら、★4のBND特徴を入れずにアクセサリーをつけるほうが効率的だと思います。

複数バンディエラの検証

最後に、控えに「ボヌッチ」選手、 ★4「レコバ」選手 、「ウーゴ・ロリス」選手の3選手を入れた場合はどうなるでしょうか?

国・クラブのバンディエラ特徴はどちらか1つの効果しか得られないので、「ボヌッチ」選手と★4「レコバ」選手はどちらかしか効果が得られません。ここでは、より能力アップが大きい「ボヌッチ」選手の中アップの効果になると思われます。

得意戦術一致は「ウーゴ・ロリス」選手のものだけですから、小アップ分が加算される計算です。

では、実際の数値を見ていきます。

『能力値』は1,887上昇しました。

約15%となっていますので、念の為、これまでのように検算してみます。

「ヴィエリ」 小計① 15%切り上げ後  小計②
ドリブル4,505 675.756765,181
シュート6,7121,006.81,0077,719
パス1,603240.452411,844
タックル14621.922168
パスカット16224.325187
マーク12919.3520149
トラップ1,380207.02071,587
キープ1,889283.352842,173
プレイスキック436.45750
精神2,329349.353502,679
スタミナ997149.551501,147
スピード1,055158.251591,214
パワー4,171625.656264,797
合計28,895

上昇後の『能力値』は14,448(28,895÷2=14,447.5)となり、上昇前の12,561から「1,887」上昇しており、 中アップ+小アップは、15%であることが確認できました

また、国とクラブの両方に該当する場合でも、能力アップの高い効果だけが反映されていることがわかります(つまり、これが運営側の言う「重複しない」という意味です)。

国・クラブの中アップ(10%)と得意戦術の小アップ(5%)は、『能力値』×10%×5%で計算するのではなく、『能力値』×15%で計算されていることがわかります。

検証結果まとめ

以上の検証から、バンディエラ特徴による能力アップは、選手の『能力値』を、中アップ=10%、小アップ=5%、極小アップ=1%と計算できました。

さらに最大では、国・クラブの中アップと得意戦術の小アップの組み合わせで、15%アップすることがわかりました。

まとめ

バンディエラ特徴の効果については、最大で「中アップ」+「小アップ」となり、1人あたりの『能力値』を最大15%上昇させることができ、結果として《チーム総合値》を大きく上昇させることができます。

実例でみたように、選手1人で1,000~2,000程度《チーム総合値》を上げることができるため、うまく国、クラブ、得意戦術を統一することができれば、20,000程度は《チーム総合値》を上げることが可能です。

一方で、FW選手のタックルやパスカットといった、必要のない能力もアップさせることになるので、特に制限戦では、バンディエラ特徴を使用することは、デメリットになることもあり得ます。

そんな時に、バンディエラ特徴でどのくらい《チーム総合値》が伸びるのか不明だと数値調整の効率が非常に悪くなります。

今回の記事を参考に、SWCC等のチーム作りに活かしていただければと思います。

それでは、良きサカつくライフを!